sketch 1

様々な感情のあとに悲しみだけが潮のように満ちて、くるぶしあたりまでもう浸かっている。靴を脱いで裸足で海辺を歩くようなそんな
そんな気持ちで夜道を帰る、ここには海なんてないのに
裏切り、裏切られて、いろんな間違いを重ね続け、無垢な愛情なんてものはもう遠かった
波間の向こうに船が見えたので手を振った、待ち続けてももう返事はなかった