only shallow(ただ浅く)
昨日、シューゲイザー掘ってて基本中の基本my bloody valentineのonly shallow聞いてかっこよすぎて死んだ……
という記事を上げたのですがすぐ下げました
なぜならすげーかっこいいサイコーしぬ、で終わらせていけない曲だコレは感があって
とりあえず音楽の方を貼っておく
歌詞を調べてみたんだけど、どうやら歌詞載ってないらしくて見るページによってまちまちですね
と思ったらgoogle play musicにありました
Sleep like a pillow, no one there
Where she won't care anywhere
Soft as a pillow, touch her there
Where she won't dare somewhereSweet and mellow softer there
Feel like you grew stronger
Speak your trouble, she's not square
Soft like her silk everywhereSleep as a pillow, comfort there
Where she won't dare anywhere
Look in a mirror, she's not there
Where she won't care somewhere
和訳とかもいろいろ調べてて、まだ自分で訳せるほど聞きこんでないから自分ではできないけど、
「処女喪失」の歌だと解釈してる方がいておおそうかも! とドンピシャだった
浮遊感、喪失感、力が抜けて、何か別のものに自分が生まれ変わる
処女にどのくらい重きをおくかって男性女性ともに個人差あると思うんですけど、私のようなこじらせ野郎は処女を結構神聖化する
性交渉の経験の有無ってもう、不可逆じゃん、もどれないの
一回セックスしちゃったらもう処女には戻れない
その不可逆性に貴重さを感じる
友人がいつか「30歳処女の小説でも書けば?」と私に言ったことがあるんだけど、
処女性、あるいは処女喪失、処女そのものについてはテーマとして考えていきたいなと思うことがある
女性はできるだけ処女を守り、逆に男性は童貞だせえみたいな風潮、うーん
そういう作り上げられた文化があるよね
そこで生きていることに染まると、例えば処女喪失なんてときには誰でも少なからずショック受けると思う
奪われる性、でも奪われる喜び という矛盾
性交渉をしたって心は処女のような潔癖性を持ち続けることができるし、幸い私の周りには処女じゃない人を中古品だなんて呼ぶ男もいないのでありがたい
only shallowの話に戻るけど、この歪んだギターサウンドの暴力性と、浮遊感、夢みたいな、不安とか、女の人の歌声
セックスって一つの死になりうる、つまり行って戻ってこられる彼岸
私は性差別を身近に感じたことはなく、女だから生きづらいとか下に見られてるとか思ったこともなく、
まあそれは個人差で世の中には性別で生きづらさを感じる人もたくさんいると思うけど
基本的に女性って受け身の性じゃないですか、それこそ異物を自分の身体の中に入れないとなんない
自分の身体の中で別の人間の肉体を感じられるんだよ、というか感じたくなくても挿入されるってことは感じざるをえない
そう考えるとセックスって非常に一方的で暴力性を持つ行為で
でも女の性はそれを喜んで受け入れる本能がある
男性は主体性をもってリードする性だというイデオロギーはもう覆せないで
むしろ改めて認識する必要がないくらい当たり前のこととして浸透してる
性差別! とか思ったことはないけど、私みたいなめんどい人種は肉体のレベル、つまりセックスすることに勝手に傷ついたりする
わが身を差し出す、とまでは行かないけど
他人に自分の身体をゆだねる行為というのに少なからず傷つく部分がある
まあこれも個人差と言ってしまったらもう終わりなんだけどネ!
眠り、枕のような
鏡を見ても彼女はそこにはいない
うまく言えないけどそれは
暴力、歪み、幸福、悲しみ、安心、温度、不安、そういうものでできている