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sketch 19

身体の具合が悪くなると夢見も悪くなる
昨日の夜中金縛りみたいになって、投げ出されていた私の両手をだれかが引っ張ったので、
私は怖くなって叫ぼうと思ったが恐怖でなかなか声が出ず、でもとにかく頑張ってああー!!と叫んだところで目が覚めたというか、
身体が自由になった。
触った手の感触としては、たぶん小さい女の子だった。姿は見てない
あるいは昔っからホラーで出てくるのは小さい女の子だから勝手にそう思ってしまったのかもしれない

ちょうど一年経つ。
どんなに頑張っても許されない罪というものはたしかにある。
神様に謝っても神様は何も答えてくれない。
許されたいが誰も私のことを責めたりはしない。
私が自分で許すことはできない。
謝ることは二度とできない。
何をもってして償いになるのか私にはわからない。
いっそのこと同じことして、同じ痛みを味わったらいいのか、そういう誘惑に駆られる
でもそれはしてはいけない。
そんなのほんとの愛じゃない、なんて、なにがほんとの愛なのか私は知らない。
そんなことを思って泣いた。
苦しいから薬を飲む。
許される日はこない。
弱い人間よりも強い人間のほうが苦しまなかっただなんて誰が言えるだろう
苦しい道をいく人よりも楽な道を選んだ人のほうが苦しくなかっただなんてだれが言えるだろう
いつかどんな人にも、誰にでも、その苦しみが報われる日がくるといい
神様はやはりそこにただいるだけで、私をじっと見つめているだけで
手を差し伸べてはくれない。
これは私のものだから、神様は肩代わりしてはくれない、だたそこにいるだけなのだ
あの人の苦しみや愛を肩代わりしてもくれない。神様はいかなるときも平等に優しく救いは与えない。
私の記憶を消し去ってもくれない。
しばらくおとなしくしていよう、2月だから
こういう晴れた春の日の、静けさ、光、春の埃っぽい匂い、私の精神はだんだんとガタガタに崩れていく。
夜、暗くなるのが怖い、眠るのが怖い。
そのくせ朝、美しく晴れていると死にたくなるのだ
それが春
沈丁花のつぼみが膨らみ始めた
一週間遅れて生理がきた
涙が流れる
後悔や、嘘や、裏切りを重ね続け、もう戻れない
でも春だ。春が来る

懺悔なんて、なんて醜い感情だ