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sketch 11

文語と口語についていろいろ考えてました

最近自分の書いた小説を人に読んでもらって感想をもらえることが多くて、やっぱり別の視点から見ると別の考えが出てきて、楽しいなーと思う。

小説の文体に対するスタンスがここ数年で変わってきてて、私の書くものは基本超口語体なんだけど、詩を書くとやはり形式や歴史を重んじてしまうから文語っぽくなるな

ちなみに短歌もたまに作るよ 最近は全然だから作りたいな〜

秋生まれだけど実は夏が一番好きで、以下に載せるのは去年の今頃書いた詩

タイトルはない

 

 

 

眠りに落ちる前に君のことを考えていた
この部屋を出ていってもう二度と戻ってこなかったもののことを
僕たちの窓の外にはいつでも夏の青い空があって
そこには輪郭の濃い白い雲がただ浮かんでいた
君はいつでもそれをじっと見つめていた
祈りはすぐに燃えてしまうんだし
野火のごとくにあたりを燃やし
灰になって空に撒いてもダイヤモンドにはならない
ソーダ水の泡 洗濯機の渦
そんなものみたいに思い出なんてすぐに消えてしまうんだろう
忘れてしまいたくないものほどなんか甘い味がするから
人はみんなそれから先に手放す
ほんとうは永遠を願っていて
叶わないと知りながらも願っていた
地下鉄で生ぬるい風に吹かれていると
君が向かいのホームに立ってる幻が見える
すべてまぼろしだった
君が好きだから、君を殺せたらいいのに
君が好きだから、どうか幸せに笑っていてほしい

朝になって夜になっても
花が咲いて散っても、この炎が消えても
海が全部蒸発しても
この気持ちに終わりなんて来ないで
来ないで
来ないでよ
そこにいてよ
光の中に立っていてよ

でも祈りはいつだってすぐに燃えて尽きてしまう
灰だけが残る、いつも
僕はそれをぎゅっと握りしめてダイヤモンドに変える
みんな出ていってしまった後の部屋
みんなが通り過ぎていった窓枠の
向こうにある青い空いっぱいに
このダイヤモンドを撒こうか
星のように 埃のように 砂粒のように
高速道路のライト マンションの明かり 
そんな街の一部になるように
君の背中に向かって僕は言葉にならない僕の祈りの残骸を投げる
伝えたいときにはいつでもだいたい遅すぎる
今夜僕もここを離れよう
みんながそれぞれ落としていった涙の粒を拾い上げて
どうしようか迷って結局燃えるゴミ袋に入れた
今抱きしめたい!

さよなら
眠りに落ちる前に君のことを考えていた
この部屋を出ていってもう二度と戻ってこなかったもののことを
僕たちの窓の外にはいつでも夏の青い空があってさ
そこには輪郭の濃い白い雲がただ浮かんでいた
君はいつでもそれをじっと見ていたんだ
見ている君を僕は見ていたんだ
さよなら

 

 

夏は楽しいと切ないが同じ比率で混在してるとこが好き

青い空がきれいだ 夕焼け雲がきれいだ

それはとてもうれしい、だけどそれはとても寂しい