キッズ・ノー・リターン

キッズと触れ合うことの多い仕事に就いているんですが、キッズのなんと傷だらけなことよ……といつも思う

キッズ、すごく素直で頑張って生きている、見ていて痛々しいくらいだ

そんなくだらない言葉に傷つかなくていいと私が思えるのはたぶん私が大人だからなんだろう

でもほんと、そんな、くだらない言葉に傷付かなくていいんだ……でも傷ついてしまって、キッズも涙を堪えながら不器用に今を生きているように見える

そういうキッズの生き方を見ているとなんか愛しさみたいな気持ちが溢れてきて私も生きていかなきゃ……という気持ちになる。ほんとに愛しい、その不器用さやうまくいかなさが、大人になればなあなあに済ませられるのに言葉一つ一つにきちんと傷ついてしまう、そういう時代が

ほんとうに、生まれてくるということは選べない暴力のようなもので、生の痛みというものは誰にだってついてまわり、一度は経験する傷だ

でもキッズ、ほんとうに出会えてよかったよと私は心から思う、キッズたちの生きる姿見て、私は生きていく力をもらっているような気がする

伝えたいな〜キッズたちに……かわいいな、一生懸命で、健やかに育て……と思う

健やかでいられなくなるときがやがて君にも必ず来るのだ

そういうときが来たとき、私はキッズたちの心に残り思い出されるようなことをできるだろうか?

とにかくマジ愛みたいな感情、私にもこんな感情があったのかと驚いている