2018-01-01から1年間の記事一覧

sketch 41

あっという間に冬になりそうです。 また一つ歳をとりました。昔は思い描いていた「大人」からはかけ離れた人間になっています。寒いといろいろ辛いよね。 私は寒い時期にいろんな悪いことが重なって、あんまり冬にいい印象がないので春になるまで冬眠してい…

sketch 40

「死をしめだすのは一回きりの行為ではあり得ない。ぼくたちの意識はつねに死に侵されようとしているので、ぼくたちはそれをしめだしつづけなければならない。たえざるたたかいが必要なのだ。たたかいにつかれたぼくらが矛盾のない平和な眠りとしての死の魅…

HOLE 三部作

2016年の文学フリマで出した「HOLE」という本、穴についての短編三本だったのですが、割と気に入っている話もあるのでここに載せておきます。 身体に空いた「穴」というモチーフをたびたび私は使います。反復します。

3歩進まず50歩下がる

お久しぶりです。近況を書く書くと言いつつ全然書いていません。 お友達に手紙を書く書く言って全然書けていません。何書いていいのかわかりません。 人生にドラマはありません。 とても安定した生活を送っています、朝起きてご飯を食べ、掃除をして好きなこ…

sketch 39

お久しぶりです。近況はまた別に書きます。生きています。生きているのでまだマシです。 たまに突然ものすごく会いたくなります 人は声から忘れていく、とどこかのなにかで読みました とても好きだった声が、たしかに思い出せなくなっている 私はこのままど…

sketch 38

本当はとても辛かった。 報われない想いや、伝わらない気持ちや、間違えてしまったことや、伝えきれなかった、あるいは歪んで伝わってしまったこと、あなたが私と違うこと、別の気持ちを持っていること、社会、世界、吹く風、夏草、遮断機の音、一人でいるこ…

sketch 37

地元に帰る前にTHE PINBALLSライブいくことにしました! やったー!楽しんでいこうと思います。最後の楽しみ。最近WOMCADOLEが再結成したみたいですね!【MV】 WOMCADOLE / 綺麗な空はある日突然にめっちゃ苦しい歌だけどとても好きです 「自転車のライトが…

遠い町の朝焼けを見ていた

人生は美しくなくて 私はついに10年住んだ東京を離れ、一度実家でリセットすることにしました。 だけどまた東京にはできてきたいと思っているので、早く体を治したい。 失ってしまったものあありすぎて、もうそれは二度と手には入らなくて、 私はこれからど…

sketch 36 海辺の風景

「そんなふうに自分を裁かなくていい。」 (彼はまだ何かを言っていたが、波の引く音で何を言っているかはもう聞こえない。)

夢見るロックンロール:THE PINBALLS

2018年4月 THE PINBALLSメジャーデビューおめでとうございます! いやーずっと待ってた。 カラオケ配信もこれか増えてくるのかなと思うと嬉しいです。 結構前からTHE PINBALLSの布教してるのですが、楽曲の殆どが西洋やその他のモチーフを持ってきているので…

いつでも探しているよ

山崎まさよし 名曲 目の前に三年間好きだった人(に似ている人)が立っていて、満員電車で、 服が触れ合うたびに私は過去の触れ合いを思い出し心拍数を一人でドゴドゴあげ、だらだらあせもかき、あーまだこれが恋か、と思った初夏の夜 心をかき乱さないでおく…

syrup16g「十六夜」ツアー最終夜ニコ生

ニコ生の時間には間に合わなかったので、タイムシフト予約して見てきました~~ううっ一応セトリはこんな感じだったのですけど 1.変拍子 2.Find the answer 3.Vampire's store 4.生きているよりマシさ 5.来週のヒーロー 6.Sonic Disorder 7.タクシードライバ…

sketch 35

寒の戻りというマジックワードで死亡寸前です。 身体は重くだるく雨に濡れた土嚢を引きずっているような感覚 まっとうに生きるためにいろいろしなきゃ、しなきゃという言葉NGワードつっこみましょう 小説、断片的に書いてます。締め切りまでにまにあわせんと…

コスメティック✫センセイション

(タイトルに特に意味はない)面倒なときずっとすっぴんでいるんですが、最近化粧をして出かけることが多くなったのでちゃんとしています。 私は10代の頃からマジョリカマジョルカのファンなんですけど、アイテムひとつひとつの名前がかわいいよね公式のアイ…

sketch 34

今日はあまりにも春で私の心も落ち着かなくてなんか嫌な感じです。 昨日? 今日になって突然風の匂いが変わりました。 季節はいつも気づかないうちに忍び寄り私の大事なものをすべてさらって遠くへ行ってしまう 私はその後ろ姿を眺めている。柔かそうなライ…

きみは天使だった

『神様明日の朝幸せになってますように、なってないなら死んでますようにと願って眠りについて、次の朝目が覚めたときどっちも叶っていなかったときの絶望の話をしようか? でも多分それは絶望と呼ぶには温すぎて、誰かに話をすれば笑われたり怒られたりする…

sketch 33

ベッドで眠れないからソファで寝ている。 ソファに毛布を引きずり込んでそこで丸まって寝てるとなんか動物になったような気がする 小さいソファだから足がはみ出してる 神様、明日も生きていかれますように

愛の空洞

愛は底の見えない暗い穴。見つめ続けるのとても辛い、しんどい、逃げたい、愛なんてないと言った方が本当に楽 楽だね 埋めることのできない空虚さが愛なのだとしたら、結局それを隙間なく埋めることのできるものもまた愛しかない お前愛してるんだろ?愛して…

innocent

「innocent」…無罪、無垢、純真、汚れのないイノセントさを人はだんだん忘れていくらしい。それが大人になるってことらしい。そう聞くとなんかそれを失うことがダメだというように聞こえるけど、イノセントな魂が人生のいったい何の役に立つ? 自分の死生観…

「明日はこっちも降るらしいよ」

「明日はこっちも降るらしいよ」と彼女は言った。私はふーんとつまらなさそうに返事をした、居候として受け入れてみたはいいものの、私はまだ彼女の名前のすら知らず、また彼女のほうでも私の名前なんて知らない。それでいいんだろうなと思う。 無職でどうし…

sketch 32

高いビルの上についているあの、赤い色のランプが好きだ。 夜の中で明滅する赤い光。33歳の知り合いのお父様が亡くなられたそうな。 時間は待ってはくれない。生きている意味を感じなければ、どうやって生きていっていいのかわからない 傍にいたかった。 で…

光について Ⅱ

結局ぼくたちが光について言えることなんていくつあるのだろう。 「君はぼくの光だ。」なんていう、ただ恥ずかしいだけでもはや古代のものとなった定型文を、最初に考えついた人間にノーベル文学賞のひとつでもくれてやりたい気持ちになる。そうしてそんな言…

新世界より

世界は一つしかない。世界はたくさんある。 多元宇宙とかそういう科学的な話ではなく、主観の話。 私の世界は私にとって一つしかない。私の見ている・感じている世界は一つだけなんだけど、 他の人にもこれは言える。なぜなら私はその人とは違う個体だから、…

sketch 31

正月でした。あけおめ今年もよろしくお願いいたします。 なんつーか、年末ぐっちゃぐちゃだったんですが、実家で食べては寝て食べては寝てを繰り返しているうちに、多少元気になりました。父には働くということについて、説教をされたけどそれは全く間違って…