sketch 41

あっという間に冬になりそうです。
また一つ歳をとりました。昔は思い描いていた「大人」からはかけ離れた人間になっています。

寒いといろいろ辛いよね。
私は寒い時期にいろんな悪いことが重なって、あんまり冬にいい印象がないので春になるまで冬眠していたいです。
いつまでたっても色あせない、とけることのない呪い。

寒くなっていいのは、星空がきれいに見えることです。
もっと山の方にいけば満天の星空を見ることができるんだろうけど、さすがに夜道の車の運転しかも山、はハードルが高いのでだめです。
オリオン座がはっきり見えます。痛いほどに寒いです。

光が降ってくるイメージがあります。
何枚かのガラスを通して、やわらかくにぶくなった光が降り注いでくるイメージ。
そういう日がくればいいのになあと思っています。
なにか赦しのようなものを与えられる日。
私はいつだって待ってばかりいます。

うーん、最近は手に職つけるためにコーディングの勉強を始めました。
在宅で働けるようになるのが目標です。何年かかるかわからないな……。

日があっという間に落ちるようになってきました。
山の稜線が光って、空は薄い水色からオレンジのグラデーションに染まります。
自然というものをもっと感じられるようになれたら、私は自らの「存在」を少し手放せるようになるのかもしれません。

自分の「存在」にしがみついていると、けっこう苦しいことばかりです。
今世ではできるだけ徳を積んで、来世は絶対草になりたいです。